笹谷侑矢– Author –
笹谷侑矢
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関連
Pluralityが示す思想について
この記事は、2023年4月12日に日本で開催されるPlurality Tokyoに参加するための筆者の準備メモである。なお、筆者の興味関心は「Pluralityと政治哲学の関わり」にあるため、Pluralityとして類されるテクノロジーそのものよりも、概念ないし思想により焦点... -
研究
左派リバタリアニズム(Left-Libertarianism)とはどのような思想か
政治哲学においてよく議論される左派リバタリアニズムとは、理論的な出発点として自己所有権に依拠しつつも、天然資源や未所有な資源が産み出しうる価値や機会に対して平等主義をとる立場である。 このページでは、左派リバタリアニズムの代表的な論客の一... -
研究
リバタリアニズムにおける結婚の考え方
以下は、下記参考文献のうち、結婚に関する部分の要約とメモである。 Cohen, A. J., & Hall, L. (2022). Libertarianism, the Family, and Children. In B. Ferguson & M. Zwolinski (Eds.), The Routledge Companion to Libertarianism (pp. 336–... -
関連
能力主義 vs リバタリアニズム
【はじめに】 このページではリバタリアニズムと対比させる形で能力主義(メリトクラシー、meritocracy)について取り上げ、それぞれの考え方の違いについて能力主義者によるエッセイを参照しつつ概観した後、リバタリアニズム側による反論を試みる。 エッ... -
インタビュー・その他
『リバタリアンが社会実験してみた町の話』レビュー
【本自体について】 アメリカのニューハンプシャー州で2000年代から進められているフリータウン・プロジェクトに対して住民の視点を重点的にフォーカスして描いたノンフィクション。個人のリアルな意見を知るのには向いているが、プロジェクト自体にフォー... -
関連
M・サンデルのコミュニタリアニズム―『民主制の不満』と反論―
【はじめに】 マイケル・サンデルといえば「ハーバード白熱教室」と銘打ったハーバードでの授業や、東大の安田講堂で繰り広げられた対話型の授業を行なった先生としてよく知られている。加えて、『これからの「正義」の話をしよう』のなどのベストセラーも... -
関連
現代によみがえる功利主義
【サマリー】 https://twitter.com/yuyasasatani/status/1443954661820559363?s=20 https://twitter.com/yuyasasatani/status/1443954663049482241?s=20 https://twitter.com/yuyasasatani/status/1443954664681054211?s=20 今回はこちらのツイートの中身... -
関連
ステーブルコインはハイエクの夢を見るか?
ハイエクが著し、1976年に刊行された"Denationalisation of Money"(邦題『貨幣の脱国有化論』『貨幣発行自由化論』)は、経済学の古典の1つでありながら、近年の暗号通貨の隆盛に従って再び注目を集めている。今回の記事では、ハイエクの主張を概観した後... -
インタビュー・その他
リバタリアン経営者が学校教育に反対する理由
ネット家庭教師塾「毎日学習会」を営む林さんは、リバタリアンを公言しています。 今回は、異色のリバタリアン経営者が学校教育に反対する理由についてインタビューしました。 https://www.youtube.com/embed/mlzG2rZ3fBQ 【リバタリアニズムとの出会い】 ... -
関連
【リバタリアン・パターナリズム】「そっと押す」仕掛けはリバタリアン的にアリか?
【ナッジとは何か】 ナッジとは、もともとの原義によれば、 「どんな選択肢も閉ざさず、また人々の経済的インセンティブも大きく変えることなく、その行動を予測可能な方向に改める選択アーキテクチャの全様相」 (Thaler and Sustein 2008) と言われている...
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